「まずは月初に10万円を目標にしてから、月収100万円稼ぐスキルを伝授します」という物販のセールスレターを見つけましたので、検証をしていきたいと思います。
商材名は「ABS荒木ビジネススクール」という名前です。
特定商法に基づく表記
販売者名 合同会社BusinessDesignLab
販売責任者名 荒木 達哉
住所 千葉県船橋市上山町1-236-1 ザ・ガーデンプレミアム1406
電話番号 047-382-5813
メールアドレス info@bdl-llc.jp
販売価格 248,000円(税込)
商材について
今回の商材は、248,000円の高額塾の案内でした。
高額塾も競争が激しくなり、全体的に値下げ競争が始まっているような印象です。
※私が参加したのは、年間70万円でした。
それでも、約25万円というのはとても高額ですので、参加するのは慎重に検討をしたほうがよいです。
セールスレターを読んでいて気になった箇所を見ていきたいと思います。
最初に気になった箇所は、カウントダウンがセットされているところです。
「あとこれくらいで申し込まないと期限が切れる」と表示して購入を急がせる手法です。
「限定」や「タイムセール」など日常的に使用されていることなので、1つのテクニックですが、情報商材に関してはほとんどが嘘の可能性が高いのです。
カウントダウンが切れても申し込もうと思えば申し込めるというものを何度も見てきました。
中には、「申し込み期限が切れたけれど、特別に参加権利を与えます」などと偉そうなものもありました。
なので、カウントダウンがセットされている情報商材については注意する必要があります。
次に気になったのは、実績者の日報という写真について人数が多いように見えますが、ほとんど同じアイコン(同じ人)ということです。
日にちが違うものを載せているとも言えますが、この場合だと参加している人数を多いように見せかけているものです。
また、実践者の売った商品ということで用意されている画像も、よく見るとみんなソフトバンクの画面ということがわかると思います。
参加している人全員がソフトバンクというのは不自然な点です。
自作自演の可能性を否定することができません。
また、商材の価格の付け方にも不自然なところがあります。
大学と同等の価値があり、2年間あればインターネットビジネスで稼げるようになるということから、値段を214万円としています(4年間でかかる平均的な学費を428万円と考えているようです)。
さらに、この商材ならより効率的に学ぶことができるため、半年分の53万円と値下げしてきます。
そのあとに、初心者にも稼いでもらいたいからというよくわからない理由から、298,000円としてきます。
最後に、特別価格で248,000円という値段になります。
最初よりも、190万円くらいお得になりました!
とでも言いたいのでしょうか。
この手の商材で見る「大学と同等の価値がある」という自信は一体どこからきているのか気になります。
就職活動で、〇〇大学を卒業しています
というのと
ABS荒木ビジネススクールで学びました
というのでは、どちらが信用されるかは明白です。
というか、履歴書に書けないですよね。
大学を卒業しているという学歴は考えているよりも自分のことを助けてくれるものです。
大学というのは、履歴書に書くための権利を高いお金を出して購入しているのです。
大学の学費は高額塾との比較対象にするものではありません。
最後に
ここまではセールスレターについて見てきましたが、最後に商材の手法についても見ていきたいと思います。
セールスレターを読み進めていくと、メルカリでレディースのアパレルを転売して稼ぐということがわかると思います。
しかし、メルカリは転売に対して厳しいスタンスを取り続けています。
最近では、無在庫転売を禁止するなど明確に定めています。
こうした流れから考えると今後さらに規制が厳しくなることは明らかです。
※メルカリについては、この記事でも触れています。
セールスレターでの集客の仕方やメルカリを主軸のプラットフォームにしていることから今回の商材はおススメできません。