副業という選択肢に気がついてしまう不幸について~和を以て貴しとなす~

雑記

やーやーやー。本日も訪問ありがとうございやす。こないだ職場で研修があったんだわ。研修というかちょっとしたオンラインセミナーみたいな感じでした。弊社でも昨今の時流に乗ってオンラインを活用していこうという方針になったんだわ。それで、そのきっかけ作りということでスカイプの基本的な使い方という研修があったんだ。アカウントの登録から会議?の設定までかなり丁寧に説明していただきやした。

それでな、思ったんだ。これ説明いるのか?と。だってさー、使ってればわかるんじゃん。こんなの。どんだけーって感じです。どのみち使われることはないだろうなと思いつつもなんでこんなことをやってんのか考えました。たどり着いた答えは1つだけ。研修をやったという事実を残したい。オンラインに対応しようとしたという努力をした(その結果対応はできなかった)という既成事実が欲しいのかなと。

「研修を実施したけれど、この会社にはオンラインを導入することは今すぐには難しい。引き続き努力をしていきます」と言いたいだけだったり。そう考えると、Skype初心者講座とかzoomの使い方セミナーに需要が集まるのも納得がいくんだよね。既成事実を作りたい会社にとっては都合の良い研修だなあと。もちろん、講師の人たちは真剣に教えてくれるとは思う。

こういう感じの形式っていうのが大切なのが、まあ多くの会社の特徴でして、そのことにどうこういうつもりは特にありません。良いか悪いかと聞かれれば、私自身はそういう会社で働いてお給料をもらって生活できているので、いいんじゃないかなと思ってたりします。ただまあ、見ていて辟易するのも確かでして、今日はそんな話。

少し前に、イケハヤさんが運送業はAIに取られてしまうと言っておりましたが、中々ボコボコにされていましたね。ん?ロボットだっけ?個人的にも、自宅が階段の上かつ入り組んだ道にあるところなので、そんなとこにどうやって運ぶんじゃと思った次第であります。

ただ、AIに取られる仕事が増えてくるというワードはよく聞きますね。今の仕事はAIに取られてしまうから個人で稼ぐ力をつけるぞーみたいなやる気もりもりの人も増えてきたなと思います。自分のところにも、仕事はAIに取られそうだから今のうちから副業を...なんてご相談もあったりなかったり。

ただAI(なんか表現が嫌い)に取られる仕事ってあんまりないような気がするんですよね。仕事って結局人間が関わってるんです。そもそも、運送業みたいに明らかにAIができない仕事と簡単な事務作業みたいにAIに取られるであろう仕事ってのが現状の問題になっております。海外のなんとか大学のなんちゃら博士のほにゃらら研究によると~みたいなのは後者を狙い撃ちにしてます。

仕事内容を見れば確かにパソコンができるかもしれませんね。けれど、その仕事には人間が関わっているのです。人間が関わっているということは様々な既得権益に絡んでくるということです。ちょっとわかりづらいですかね。その仕事が存在しているから美味しい思いをしている人間がいる。ってことです。その仕事がなくなったら困っちゃう人ってのがいるんです。ちょっと具体例を見てみましょうかね。

ここでお断りしておくと、ここからの話はあくまでも自分の妄想です。真偽はわかりませんし調べようとも思いません。まあこういうところに人間臭い話がありそうだなという感じで見ていただければ。

さてさて、みなさんは電子印鑑って知ってますか?印鑑をパソコンの中で済ませちゃおうってやつです。けっこう便利そうですが、なかなか普及しないと思いませんか?まあ印影がないと落ち着かないって人もいると思うので、個々人の会社の状況にもよるところもあります。ただ、世の中が本気で電子印鑑を普及させようと思ったらあっという間にできると思いませんか?それなのにまったく普及しない。その理由はなぜか。

試しに印鑑の協会を知らべてみました。なにやってんの?と。「全日本印章業協会」ってところです。そこの事業活動報告書を読んでいると、「全国印章技術大競技会の開催」とありました。印鑑の彫刻の技術を競い合うコンテストのようなものみたいです。この技能検定に関わっているのはどこかというと、経済産業省、厚生労働省、文部科学省などが記載されていました(笑)

電子印鑑なんて進める気がさらさらないことがここでわかりますね。電子印鑑にしちゃうとこのあたりの人たちが損することになるんすよね。「印鑑」というワード1つとってもこれだけの人間関係が渦巻いているもんなんです。きっと調べればもっと出てくると思います。つまり、仕事内容という側面だけ見るとAIに取られちゃうってのは間違いないんですけど、その仕事に関わっている人間模様を考えるとAIじゃ解決できないんですよね。「印鑑」で美味しい思いをしてた人をAIは助けてくれません。

こんな感じで世の中は回ってるんじゃないかなと考えてます。なので、仕事が取られるというのはないのかなーと。まあ、取られるときは世の中の大半が失業するときなのでそのときはドンマイということで(笑)

ただね、ここで「会社なんてこんなのばかりで嫌になる。自分で稼ぐ力を身につけよう」って考える人は本当に苦労をするんです。言ってしまえば、この世の中のルールに違和感を持ってしまうってことなんです。こんなの気が付かないで普通に仕事していればいいんです。ホントは。金曜日あたりに居酒屋で愚痴ってるのがいいんです。「仕事だりぃぃい!」と。どこかの記事で紹介したけど、マルクス経済学の資本主義の話に「自分の力で稼ごう」と考える人たちは飛びつきます。俺たちは搾取されている側の人間だと。

ただし、気が付いてもそこから抜け出すことというのは本当に難しいんです。「個人で稼ぐ」なんていってネットビジネスだと、せどり、アフィリエイト、FX...色々ありますけど続いている人、少ないんじゃないでしょうか。続いてたとしても、会社を辞めるだけの収益を上げられた人が一体どれだけいるのやら。ビジネスなので失敗はつきものです。なので失敗は問題ないのです。何かに挑戦したというのは自分の中に残ります。

ただ、現実問題として資本主義のルールから抜け出せない(抜け出す算段をつけられなかった)というのは得てして自らを苦しめます。知ってしまったからにはもう逃げることはできません。

最近、約束のネバーランドという漫画を読みました。絵がとてもかわいらしいのに物語は深刻とギャップのある作品でとても引き込まれます。主人公たちは施設で育っているのですが、その施設のとある秘密に気が付いてしまいそこから逃げようと計画をします。その計画を阻止しようと施設の寮母であるママは言います。「抗うことを諦めてほしい」と。

「平和な施設でそのときを迎えるまで暮らしていきましょう」現実の世界でもそうじゃないでしょうか。会社に属していれば、人生の大半は拘束されてもお給料はもらえて生きていくことはできます。わざわざ逃げ出すことにメリットなんてないように感じます。「幸福な一生じゃない?一体それのどこが不幸なの?」それでも、漫画の主人公の1人である子供は答えます。

もちろんこれは漫画の話です。「搾取されるのは嫌だ」と無鉄砲に外の世界(会社を辞める)へ逃げてもさらに苦境に陥るのが今の世の中です。ただ、私はそのために副業という選択肢があるのではないのかと思っています。私自身は副業紹介している立場なので、ポジショントークだと思って話半分で聞いてもらえばいいのですが、サラリーマンって基本的につまらないじゃないですか。本業が充実している人はそのまま頑張ればいいと思うんです。それだけ能力があって周りからも頼りにされているんだから、そこで活躍すれば充実した日々を送れると思います。

けど、大抵の人は上司から言われた仕事をなるべく怒られないようにこなすために神経を使う毎日ではないでしょうか。組織の一員として行動しなければならないことは収入を得るためとはいえ非常に窮屈なことです。

そんななかで、自分の裁量でコントロールができる副業をやることは非常に精神的にいいことだと思うんですよ。今日はどういう商品を仕入れてどうやって売ろうとか、あの商品は売れるはずだからいつもより多く仕入れてみようとか、自分の考えで商売ができるのでちょっとした起業家になれます。

そこで上手くいけば自分に自信が持てますし、ダメだったとしても本業があるから基本的にはノーダメージです。お金は減りますが生きてはいけます。もしかしたら、副業がきっかけで今まで知らなかった人と出会うきっかけにもなるかもしれません。

要するに、会社以外に自分の活躍できる場所を持ちましょう、ということです。それは別に副業じゃなくてもいいんです。家庭だったり趣味だったり人それぞれです。副業を実践することは日々の生活のちょっとしたアクセントになるのかなと思います。上手くいけばお金も貯まりますし。

個人の力で稼ぐということにフォーカスが当てられすぎているように思ったのでスカイプの研修のときに思ったことと組み合わせて記事にしてみました。(ちゃんと研修は受けてましたよ!!漫画は家で読みました!スカイプ使えます!)

会社に勤めるというのはもはや仕方ないことなのかなと思ってます。印鑑1つ取り上げても複雑な人間模様が渦巻いていて、これは世の中の構造上の問題なので個人の力では解決するのは無理ぽです。普通の人は、本業をしっかりとこなして副業を頑張りましょう。ただし、副業に過度な期待をするのはやめましょう。「本業の収入に+α」このくらいの感覚でいきましょう。「自分が主体になって物事を決めることができる」という環境が大切なんです。

ということで、意外と今日は長くなってしまいました。それじゃあ、ばいばーい。