FX取引はリターンが大きいがリスクもかなり大きい

その他

FX取引においてリピート系自動売買ツールを利用すると、投資家が何をしなくても自動的に資金を運用してくれます。ただ、自動売買ツールは設定したレンジ幅の中でしか利益を出せません。また、為替価格がレンジ幅を外れた場合は含み損が発生するため、その場合の対応策を事前に決めておくことが重要です。

●レンジ外のリスク(買いポジションの場合)
レンジ幅には上値と下値があり、為替相場がレンジを外れる時はレンジから上に外れる場合と、下に抜ける場合があります。
1.利益の逸失:為替価格がレンジの上に外れる。
2.含み損の発生:為替価格がレンジの下に抜ける。

1.利益の逸失
自動売買ツールは為替価格が下がった時にポジションを持ちます。従って、為替価格がレンジの上へ外れるとポジションが持てなくなるため、利益を得られなくなります。ただ、上へ外れたとしても、実害を受けるわけではありません。

2.含み損の発生
為替価格がレンジを下抜けした場合は含み損という実害が発生するため、対応を迫られることになります。為替価格が下抜けしたのに放置しておくと、終いにはロスカットが実施され、全ポジションが決済されてしまいます。FXはロスカットを阻止することが利益を残す最善の方法であり、資金の維持に必須となります。

そこで、為替価格が下抜けした場合は以下の2つのことを決めておくことが肝心です。
1)証拠金の追加による証拠金維持率のアップ
ロスカットは証拠金維持率が基準値を割ると実施されます。その証拠金維持率は以下の式で表されます。
・証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金

有効証拠金というのは、口座にある残高から評価損益を差引いた金額のことです。また、必要証拠金は所有しているポジションを維持するために必要となる資金です。

つまり、証拠金を追加入金することで証拠金維持率が高まれば、ロスカットを防ぐことができます。資金的な余裕があれば、この方法が一番簡単な対応策になります。資金をつぎ込むことで為替価格がレンジ内に戻るのを待ちます。

為替価格がレンジ内に戻れば含み損がすべて解消し、利益も取れるようになります。ただし、為替価格の下降が長引くと、資金が底をつく危険性があります。

2)損切り(ストップロス)
含み損の出ているポジションを損切りし、損失を確定させることでロスカットを避けます。ロスカットをされるよりは損失の幅を狭くできます。ただし、ポジションが無くなるため、為替価格が戻った場合はみすみす無駄に資金を失ったことになり、取れる利益も取れなくなります。

●覚悟が必要
自動売買ツールを利用する時は、為替価格がレンジを抜けた時の対応を決めておくことが重要です。資金をつぎ込んで為替価格の戻るのを待つか、損失の拡大を抑えるために早めにあきらめて最少の損失で抑えるか、二者択一です。その覚悟ができないなら、自動売買ツールは利用しない方が賢明です。