FXのリピート系自動売買ツールが成立するのはレンジ相場だけ

その他

FX取引では、一般的に外国通貨の為替価格の安い時に円で購入し、高くなったら売却して利益を得ます。ただ、1回だけの取引では、相当莫大な量の通貨を購入しないと高額な利益を得ることができません。そこで、継続的な売買が必要になりますが、サラリーマンは仕事があるため、1日中FX取引に時間を割くことができません。

そこで、近年よく利用されているのが、「リピート系自動売買ツール」です。自動売買ツールを利用すると、投資家は何もしなくても自動的に取引を繰返してもらえます。

ただし、自動売買ツールが成立するのは「レンジ相場」の時だけであり、「トレンド相場」では通用しません。

●FXの自動売買ツールのシステム
近年のFX業者の中には、リピート系自動売買ツールを提供しているところが多くなっています。自動売買ツールは為替価格が下がるごとにポジションの数を増やしていき、為替価格が上がると売却して利益を得るシステムになっています。

FXの自動売買ツールは以下の3種類の注文を出します。
1)イフダン注文
買い注文と売り注文を同時に出します。例えば、米ドル/円が105円の時に買い、106円になったら売るという注文を同時に出し、1円の利益を確保します。

2)リピート注文
イフダン注文を繰返すことです。例えば、105円で買って106円で売れた後、為替価格がまた75円に戻ったら買い、106円で売るという取引を継続します。

3)トラップ注文
複数のイフダン注文を出すことです。例えば、米ドル/円を105円で買って106円で売るという注文の他に、104円で買って105円で売る、103円で買って104円で売る、という注文を同時に出します。

上記の通り、自動売買ツールというのは為替価格が安くなった時に買い、高くなったら売って利益を取るという注文を繰返します。

●レンジ相場とトレンド相場
自動売買ツールはその特徴から、為替価格が一定の高値と安値の間を上下動する相場で成り立ちます。つまり、「レンジ相場」で有効になります。実は、FX取引の7割がレンジ相場と言われており、だからこそ自動売買ツールが利用されています。

しかし、残りの3割は為替価格が一方向に伸びていく「トレンド相場」ということです。例えば、為替価格が下がり続けるトレンド相場の場合、自動売買ツールでは買いポジションがどんどん増えていきます。例えば、為替価格が105円の時に買い、74円でも買い、73円に下がっても買いということを続け、いつまで経っても売って利益を得ることができません。

つまり、購入したポジションの含み損ばかりが膨らむことになり、終いにはロスカットになってしまいます。

●トレンド相場の見極め
リピート系自動売買ツールは、トレンド相場になると損失の生じる可能性があります。従って、レンジ相場とトレンド相場の見極めのできない人は自動売買ツールを利用するのは危険です。