利用してはいけないソーシャルレンディング事業者

その他

投資用ツールの中に「ソーシャルレンディング」があります。一般的な投資ツールである株式やFX、商品先物などと違い、価格の変動で利益を狙うわけではありません。株式の配当金のような、定期的に支払われる分配金を利益とします。従って、難しい投資の知識が必要無いため、投資初心者の利用することが多くなっています。

●ソーシャルレンディングのシステム
ソーシャルレンディングはソーシャルレンディング事業者の提供するファンドに出資します。ファンドの資金は企業に貸付けられ、貸付に対する利息が投資家の利益として還元されます。

●危険なソーシャルレンディング事業者の見分け
ソーシャルレンディングは企業へ資金を貸付け、その利息で稼ぐ投資であるため、貸付自体が適正でなければなりません。実は、過去には悪質な業者があり、ファンド資金を勝手に流用して投資家が資金を失うという事件が多発しました。そこで、重要になるのが安心できる業者を見分けることです。

以下の業者には絶対に出資しないことが賢明です。
1)不確実な信頼性
2)少ない情報開示
3)経営者の経歴が不明
4)問題発生後の対応が曖昧
5)少ない償還実績

1)不確実な信頼性
業者の信頼性は以下のことで確認します。
・上場の有無、企業規模
・グループ企業や株主の内容
・経営内容
これらのことに納得できない点があれば、取引は避けた方が無難です。

2)少ない情報開示
業者が情報の開示に対して、積極的かどうかが重要なポイントになります。ファンドの募集ページに掲載される情報量が多いほど、投資家は融資先の安全性を確認できます。情報の少ない業者は顧客意識が薄いと言え、運営状況の情報開示に不安が残ります。

3)経営者の経歴
事業の健全性には、経営者の経歴が反映されます。従って、経営者の経歴を調べることが重要になります。経営者の経歴にグレーな面があると、トラブルを引起こすリスクが高くなります。実際に、金融庁から行政処分を受けた業者を調べると、上層部の役員に不適切な経歴がありました。WEBサイトに経営陣の記載がない業者との取引は不可です。

4)問題発生後の対応が曖昧
業者の体質がよく現れるのが、問題が発生した時です。ソーシャルレンディングは貸付であるため、融資先の状況によっては返済が不安定になることがあります。そこで、重要になるのがトラブルが発生した時の投資家への対応です。

過去の事例に対する以下などを確認し、業者の対応の的確性を判断します。
・投資家への正確で素早い説明
・貸付金の回収への確実な計画

5)少ない償還実績
投資家にとって最も大切なのは出資したお金が全額償還されることです。予定利回りの高いファンドであっても、出資金が全額償還されなければ何の意味もありません。償還実績が業者への出資の可否を決める判断材料になります。償還実績については業者のホームページで公開されているはずなので、必ずチェックします。