宝くじを買ってもお金持ちになれないたった1つの理由

私を含めた庶民がお金持ちなろうと一攫千金を夢見たときに思いつくのが宝くじだと思います。

紙を買うだけでお金持ちになれるかもしれないというのは夢がありますが、本当にそう上手くいくのでしょうか。

宝くじを買う人はお金持ちになれないともいいます。

その理由について見ていきたいと思います。

 

宝くじは、参加者より集めたお金から経費を引き、そこから残金の合計を当選者に配布する仕組みになっています。

宝くじでいうところの経費とは、宝くじをするための印刷費と小屋みたいな建物と人件費といったところでしょうか。

賭け事に1万円投じたときに、平均してどのくらいの金額が戻ってくるのかを期待値といいますが、競馬や競輪といった公営ギャンブルでは、計算上では、7500円程度が持ってくることになっております(期待値75%)。

しかし、宝くじは、平均的な期待値が47%程度とかなり低いのです。

つまり、1万円分の宝くじを購入したら、日本宝くじ協会(胴元)に5300円を差し引かれることになります。

計算上では、1万円を賭けても戻ってくるのは4700円なのです。

それに対して胴元は、5300円をノーリスクで手に入れることができます。

もちろん、宝くじがまったく売れなければ経費の分を損しますが、有名な芸能人のCMなどバンバン広告している現状を考えるとそんなことはありえないと思います。

期待値で考えるとどう考えても胴元に勝てるはずはないのです。

 

参考:宝くじ・公営競技・サッカーくじの実効還元率

https://www.soumu.go.jp/main_content/000084191.pdf

 

次は、どのくらいの当選確率なのかということを見ていきたいと思います。

こちらのほうが感覚的に分かりやすい人もいると思います。

年末ジャンボ宝くじ(818回)では、一等の7億円が39組という結果でした。

どのくらいの確立だったのかを計算してみると、

1ユニット2,000万枚が、23ユニットなので、

2000万×23=4億6000万枚となります。

39組÷4億6000万=0.00000008478%

という天文学的な確率となります。

 

 

宝くじというビジネスは、とてつもなく幸運なことが起こると信じている人が大勢いることで成り立っているものです。

宝くじというのはとてつもなく負ける確率が高いギャンブルのため、お金持ちになることはできないという結論になります。

しかし、宝くじで買うのは当たるか当たらないかのワクワク感だと思います。

期待値や確率では表現することのできない側面も含めているのです。

人の人生で何かを待ちわびて日常を過ごすことは大人になればなるほどなくなっていくものです。

代り映えしない現実を淡々とこなしていく作業になっていきます。

そんな中でもしも自分がお金持ちになったらという妄想を持つことは悪いことではないのかもしれません。

宝くじを買わなければ何も変わらない。

当たるかもしれないと夢をみることもできません。

何もない人生よりも何か自分にはとてつもないことが待っているかもしれないという希望。

もしかしたら、明日の自分は今日の自分よりも晴れやかになっている。

そんな思いを持たせてくれるのかもしれません。

そういった人の人生おける虚しさや憤りをビジネスの対象にしてしまっていることが、宝くじの怖いところだと思います。